昨年生まれた子どもの数(外国人を含む)は約72万人と統計開始以来、過去最少となった。加速する少子化に、政府も対策を進めている。だが、「子育ては女性」のような性別役割意識や、長時間労働の慣行など、根深い問題は残ったままだ。
- 2024年に生まれた子ども72万988人、過去最少 9年連続で減
子どもの数(外国人含む速報値)が100万人の大台を割ったのは2017年。22年には80万人を切った。24年の減少率は前年比5%減で23年と同程度。少子化が止まらない。
要因は複雑に絡み合う。
子どもを産む女性の数が減少していることに加え、未婚化や晩婚化、経済的要因も。キャリアとの両立のため、子どもを持たない選択をする人もいる。
「結婚したら子どもを持つべきだ」 30ポイント減
出生数への影響が大きい婚姻…