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東海大札幌に授与された選抜旗=2025年2月27日午前9時25分、札幌市南区の同校、松本英仁撮影

 第97回選抜高校野球大会(日本高野連など主催、朝日新聞社後援)に7回目の出場を決めた東海大札幌に27日、選抜旗が授与された。3月18日の開会式で山口聖夏主将(2年)が持ち、入場行進の先頭に立つ。

 東海大札幌は昨秋の全道大会を10年ぶりに制し、明治神宮大会でも大垣日大(岐阜)を破ってベスト8に進出した。同校は9~15日、愛媛県内で合宿を行い、25日にベンチ入りの選手20人を決めた。昨秋、チームとして打撃が振るわなかった反省から、合宿で急成長した右打者の藤根龍之介(同)、左打者の下村耀大(1年)両内野手を新たに選んだ。

 山口主将と2人で主将を務める左腕の矢吹太寛投手(2年)は昨秋の背番号7から、安定した投球を買われてエースナンバーの1に。遠藤愛義監督は「ベンチ入り選手の選考も含め、レギュラー争いも激しさを増している」と手応えを口にした。

 来賓の北海道高校野球連盟・坂本浩哉会長は「(前回出場の)10年前の準優勝を超え、ぜひ優勝旗を北海道に持ち帰れるよう旋風を巻き起こして」と励ました。山口主将は「北海道代表として、東海大系列校を代表して胸を張って全力で戦ってくる」と述べた。

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