岩手県大船渡市の山林火災を受けて、市内では三つの小中学校で臨時休校が続く。3月5、6日には県内の公立高校入試があり、避難所で勉強に打ち込む生徒もいる。教員らは避難所を巡回するなどして、子どもたちをサポートしている。
東朋中学校(赤崎町)は27日から休校になり、大半の生徒が避難生活を送る。三陸町の綾里(りょうり)地区に住む同中3年、熊谷莉久さん(15)も市中心部の避難所リアスホールで家族と過ごしている。
26日夜に慌てて避難し、使っていた問題集は持ち出せなかった。校名が入ったジャージー姿で避難所の片隅で机に向かい、タブレットで勉強する。地元の高校への進学を目指す。
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生徒の7割が避難指示区域に居住
「家が燃えているかもしれな…