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 野球の求道者は今季も進化し続ける。一回に3ランを浴びた後の投球だった。パドレスのダルビッシュは直球を軸にした攻め方に変えると、ホワイトソックスのマイナー選手たちを次々にねじ伏せた。昨季平均94・1マイル(約151キロ)だった球速は、96マイル(約154キロ)を複数回計測。それでも「97くらいは出ると思っていた」と貪欲だ。

 昨年の同時期に比べ、体重が1キロ減少。新たな投球フォーム確立に着手した。ポイントは左足を上げた後の動作だ。昨季までのように体をひねらず、そのままの勢いで投げることで、やせた体でも球威が増した。「スピードは出やすいが、同時に打者もタイミングが取りやすい」と課題も見つめた。

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