@ワラル(ペルー)
昨年11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の取材で出張したペルーの首都リマの街中で、「Chifa(チーファ)」と書かれた看板が目に付いた。聞くと中国人移民らが開いた中国料理店という。
会議に出席した習近平(シーチンピン)国家主席は地元紙への寄稿で、この言葉の語源が中国語で「食事をする」を意味する「吃飯(チーファン)」と紹介し、両国の浅からぬ縁を強調した。
リマ郊外には巨大経済圏構想「一帯一路」の南米初の拠点となる巨大港が完成したばかり。南米の太平洋側で唯一超大型コンテナ船が寄港できる港だ。中国はこの10年間、ペルーにとって最大の貿易相手国だが、存在感は今後ますます高まるだろう。
他方、ペルーといえば日系人…