ゴルフの強豪、日大や東北福祉大など54大学が加盟する関東学生連盟が揺れている。組織改革が遅れ、学生に問題が波及した。大学スポーツで大会運営や競技振興を担う「学連」。どうしたら健全に運営できるのか。
1月下旬、都内の貸会議室。ゴルフの関東学連加盟校の監督らが集まった全体会議で、同席した学生たちが悲痛な思いを訴えた。
「大舞台に出場するチャンスがつぶれてしまう」「組織の問題で出場枠の削減というペナルティーを受けるのは悲しい」
不満の矛先はガバナンス（組織統治）不全が表面化した学連運営にある。日本学連から理事選任についてガバナンスコードにのっとった方法をとるよう求められたが、是正できず、関東学連に配分される今年の出場枠は減らされた。特に学生ゴルファーの日本一を決める日本学生選手権は51から、日本女子学生選手権は25から各15枠ずつ削減された。強豪校に衝撃が走った。
関係者によると、運営などを…
