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リオデジャネイロで2025年3月2日、カーニバルで披露される巨大な山車=ロイター

 南米ブラジルのリオデジャネイロで開催中の恒例のカーニバルが2日夜(日本時間3日午前)、名門サンバチームの出場とともに、最高潮の盛り上がりを見せた。参加した出演者たちは大勢の観客を前に、笑顔で歌い踊った。

 名門チームのパフォーマンスは例年、6チームずつが2日間にわたって繰り広げるが、今年は4チームずつが3日間に分かれる。各チームが1時間超かけて全長700メートルのサンバ会場「サンボドロモ」を行進。演目を通じて社会や政治を風刺したり、幻想的な物語やブラジルの歴史を表現したりする。審査員らが踊りや衣装、山車の華やかさなどの項目を採点し、優勝チームが決まる。

 リオデジャネイロ市によると、国内外から800万人が、大規模なパレードだけでなく路上カーニバル「ブロッコ」などを訪れるとみられる。経済効果は約57億レアル(約1500億円)を見込んでいる。

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