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1人1台のタブレット端末を使い、教科書に載った英文のリスニングをする香川県立丸亀高校の生徒=2025年2月5日午前9時27分、香川県丸亀市六番丁、山田健悟撮影
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 コロナ禍をきっかけに、学習用タブレット端末の利用が学校現場で広がった。導入から数年が経過し、香川県では端末の更新に合わせて、県立高校で端末が保護者負担に変更されるなど課題も出てきている。学校現場が現在、端末とどのように向き合っているのか取材した。

  • 公立高校のタブレット端末、香川が自己負担へ 他県でも議論の可能性

 「I want you to write your opinion(あなたの意見を書いてください)」

 香川県内有数の進学校の一つ、県立丸亀高校。2月上旬、2年生の教室で英語科教諭の浜本圭祐さん(52)が、英語で指示を出すと、生徒たちは手元のタブレットに視線を落とした。

 タブレットの画面には、浜本さんが使う教師用端末から配信された課題が映る。「What do you think is essential to support life?(生命の維持になにが必要だと思いますか)」。生徒たちは指やタブレット用のペンで自分の意見を書き込んでいく。

タブレット端末の活用が進む高校がある一方で、そもそもインターネット回線に課題を感じている学校もあります。記事後半では、県教育委員会の対応や現場の声を紹介します。

 記入を終えた生徒たちの回答…

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