2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟！」で主人公・豊臣秀長を演じる仲野太賀さんが5日、ドラマの舞台となる奈良県を訪れ、山下真知事を表敬訪問した。豊臣秀吉の弟である秀長は郡山城（大和郡山市）の城主だった。仲野さんは県を挙げて応援してほしいと語ったという。
知事との非公開の面談を終えた仲野さんは、報道陣向けの記念撮影で笑顔を見せた。面談では「（県内には）秀長の木像がある壺阪寺や、秀長の供養塔がある長谷寺などもあると聞き、ぜひ訪ねてみたいと思っております」などと語ったという。
県が大河ドラマの舞台になるのは、「春の坂道」（1971年放送）以来55年ぶり。山下知事は面談後、「大和郡山市を中心に県全体の観光をPRしていきたい。仲野さんの魅力で多くの視聴者の心をつかみ、来訪者が増えれば」と期待を寄せた。
県の新年度予算案には、ドラマを契機とした誘客促進事業費として5千万円が盛り込まれている。
