カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールは6日、セブン&アイ・ホールディングスに提案している買収について、米規制当局の承認を得るために「米国の店舗の売却候補を特定した」との声明を出した。両社が統合すると米国でのコンビニのシェアが高くなりすぎ、当局が認めない可能性がある。一部店舗の売却によって規制をクリアしたい考えだ。
米国のコンビニ業界でのシェアはセブンが1位で約8%、クシュタールが2位で約5%。セブンは同日の投資家向け説明会で、買収について米当局の承認を得るには2千店規模を売却することが必要との見方を示した。
クシュタールは声明で「セブンと協力し、(店舗の)買収候補者を選ぶため第三者と予備的な協議を行っている」とも説明。「2004年以降、75件の買収を成功させてきた。その中には米規制当局との協議や店舗売却をしたケースもある」として、今回も競争法上の課題を乗り越えて買収を実現することに自信を見せた。
セブンは、買収を受け入れる…