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市況

 7日の米ニューヨーク外国為替市場で円高ドル安が進み、一時、約5カ月ぶりに1ドル=146円台をつけた。米労働省が7日朝に発表した2月の雇用統計が市場予想を下回り、米景気の減速懸念が高まってドルが売られた。

 トランプ米大統領の高関税政策がインフレ(物価高)につながるとの見方から金利が高止まりし、円相場は今年1月には158円台で取引されていた。しかし、最近は高関税政策による景気減速への警戒感が高まり、金利の低下やドル安が進んでいる。日本銀行による追加利上げ観測の高まりも日本の金利上昇を招き、円高につながっている。

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