京都光華女子大学(京都市右京区)が2026年度から男女共学になり、校名も「京都光華大学」に変わる。運営する学校法人光華女子学園が12日に発表した。中学校や高校なども共学化する。少子化により、このままでは入学者数がさらに減少する見通しであることが一因という。
学園は「仏教精神に基づく女子教育の場の実現」を掲げ、1940年に創立された。
学園運営部によると、女子だけが入れた中学校、高校、短期大学部、大学、大学院を26年度の入学生から共学化する。大学では看護学や教育学を学ぶことができる。男性看護師、男性保育士を増やし、エッセンシャルワーカーのジェンダーフリー化も目指すという。
担当者は「女子の進学率は男子と変わらなくなり、学習機会の男女格差はほぼ解消されている。性別に関わらず多様な考えを持った人々が手を取り合い、社会を切り開く力が求められている」と話す。