石破首相、今月末の硫黄島訪問を検討　日米同盟の結束示す狙い

　石破茂首相が太平洋戦争の激戦地・硫黄島（いおうとう）（東京都小笠原村）を29日に訪問し、日米合同慰霊式への出席を検討していることが分かった。日米合同慰霊式には、中谷元・防衛相とヘグセス米国防長官が出席する予定で、戦後80年の節目の年に日米両国の和解と同盟の結束を示したい考えだ。

　複数の政府関係者が明らかにした。現職首相の訪問は2013年4月の安倍晋三氏以来。ただ、今月末には政府・与党が年度内の成立を目指す新年度当初予算案の国会審議などもあり、実現には流動的な要素もある。