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プラスチックが人体にどのように取り込まれるかを研究する東京大の酒井康行教授=2025年2月27日午前11時52分、東京都文京区本郷7丁目、玉木祥子撮影

 プラスチックごみ問題が深刻化する中、健康リスクも懸念されている。人の体内にはどのように取り込まれるのか、東京大の酒井康行教授(臓器・生体システム工学)の研究チームが調べている。

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 近年、5ミリ以下のマイクロプラスチックやさらに細かいナノプラスチック(ナノメートルは100万分の1ミリ)が人体から検出されたという報告が相次いでいる。プラスチックは、小腸から取り込まれて血液などで、体内のあらゆる場所に運ばれると考えられている。

 実際にはどのように体内の臓器へ運ばれるのか。侵入経路を明らかにしようと、酒井教授らのチームは、生体を模した小腸の培養組織を使って実験した。

 実験では、50ナノ、100…

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