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日本銀行本店=2024年12月8日、東京都中央区

 日本銀行は18、19日に金融政策決定会合を開く。今回は政策を維持する公算が大きい。前回1月会合での追加利上げが経済に与える影響や、不透明感の強いトランプ米政権の政策を見極めるとみられる。

 日銀は1月会合で、昨年7月以来、4会合ぶりに追加利上げし、短期金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を0.25%程度から0.5%程度に引き上げた。日銀関係者は利上げの影響を「経済に変な動きは出ていない」とするが、引き続き影響を見極める考えを示す。

 トランプ政権の関税政策などの行方も不安定だ。1月時点では影響が限られるとみていたが、「不確実性が高まっている」(日銀関係者)。株式市場や外国為替市場でも、トランプ氏の発言によって振れ幅が大きくなっている。

 1月の消費者物価の総合指数…

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