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決意表明をする松江東高と島根大のアーチェリー部主将=2025年3月16日、松江市西川津町の松江東高校、石川和彦撮影
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 島根県立松江東高校(松江市西川津町)に、新アーチェリー場ができた。2030年に県内で開催される第84回国民スポーツ大会(島根かみあり国スポ)に向けた練習環境整備の一環だ。近くの島根大のアーチェリー部員ら地域の競技者にも開放される。16日、現地で完成披露式が催された。

 新アーチェリー場は、的までの距離が国スポ、高校生の大会と同じ70メートル。一度に4人程度が矢を射ることができる。松江東の既存施設は30メートルしかなかった。

 完成披露式では、県アーチェリー連盟の役員があいさつ。松江東と同じ強化指定校の県立出雲工業高校に整備された簡易的な70メートルの練習場とともに、選手の強化・育成に努めると述べた。

 松江東のアーチェリー部主将の藤原温絆(はるき)さん(2年)は「インターハイ、国スポに出場できるように仲間と日々努力を重ねていきます」と決意表明。島根大の同部主将、富永悠聖(ゆうせい)さん(2年)も「日々切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と述べた。

 県では、練習環境が不十分な一部競技で練習拠点の整備を進めている。弓道では、距離が長い「遠的場」を県立大田高校に、相撲では、屋内練習場を県立隠岐水産高校に整備する事業に取り組んでいる。

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