Smiley face
写真・図版
時代ごとのフランク・ステラ作品が並ぶ201室=DIC川村記念美術館提供
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 M・ロスコなど戦後米国美術の名品で知られるDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)が規模を縮小し、東京・六本木の国際文化会館の新施設で活動を続けることになった。千葉での活動を今月で終える同美術館では代表的な所蔵品を集めた展覧会が開催中だ。展示に沿いながら、戦後米国美術が専門の加治屋健司・東京大教授に、同館の意義や今後の課題を聞いた。

 緑豊かな庭園に抱かれた同館は、1990年に開館。30年以上の活動を惜しむように最後の展覧会「DIC川村記念美術館 1990―2025 作品、建築、自然」を開いている。

 吹き抜けのあるエントランスのあと、最初の展示室には比較的小ぶりな画面のC・モネやP・A・ルノワール、H・マティス、P・ピカソらの作品が並ぶ。加治屋さんは「日本人にも親しみやすい印象派などの近代美術をまず見てもらい、その後、徐々に20世紀美術へ。設立者の思いが表れている」と話す。

 その後、ポップアートのR・…

共有