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2008年春の選抜大会で登板する沖縄尚学の東浜巨
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 沖縄尚学の比嘉公也監督はエースとして甲子園のマウンドに立ち、1999年の選抜高校野球大会で優勝した。

 9年後の選抜大会では、指導者として、エースの東浜巨(なお)(現ソフトバンク)らを擁して母校を優勝に導いた。

 投手を育てる上で、教え子に説いているのは「5カ条」あるという。どんなことだろうか。

  • 「野球だけしにきた」はダメ 沖縄尚学・比嘉公也監督が考える指導論

やって欲しくないことを伝える

 投手を育成するうえで気をつけていることは「やって欲しくないことを伝える」ということです。やって欲しくない動きが投球動作になかったら「あとは何でもいい」と言っています。

 「足はこうして、腕はこうして、最後はこう回転しなさい」とか指導すると、自分の体が制限されているように感じると思うので、ストレスがかからないことを考えています。

 具体的に言うと、やって欲しくないことの一番は「軸足のひざが軸足のつま先を越えるな」ということです。腕が横振りになるし、重心が後ろに残るので、パワーのロスにつながります。あとは「骨盤が後傾しない」ことですね。

 体の動きとは別に、試合に勝てるような取り組みとしては「投手の5カ条」みたいな形で投手と話をしています。

 一つ目は、打者から最も遠い外角直球の再現性です。ちゃんとここに何度でも投げられれば、まずオーバーフェンス(本塁打)はないので。

 二つ目はキャッチャーの構え…

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