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2025年3月18日、国連安全保障理事会は米ニューヨークの国連本部でイスラエル・パレスチナ問題に関する会合を開いた。パレスチナ自治区ガザの人道支援状況について、安保理にオンラインで報告する国連のフレッチャー事務次長(人権問題担当)=国連提供

 国連安全保障理事会は18日、イスラエル・パレスチナ問題で公開会合を開き、停戦合意下のなか、イスラエル軍が再開したパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスへの大規模攻撃を非難する声が相次いだ。イスラエルを支援する米国は「責任はハマスのみにある」と述べ、イスラエル軍の行動を支持した。

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 もともと会合では、3月2日以降、イスラエル軍が支援物資搬入を停止しているガザの人道危機が議題だった。しかし、18日に約2カ月ぶりにイスラエルによる攻撃が再開され、ガザ保健省によると、空爆などによる死者は400人以上出ているという。多くの安保理理事国は支援停止を解除するよう訴えるとともに、攻撃を批判した。

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