4月6日から始まる新ドラマ「いつか、ヒーロー」(日曜夜10時15分)は、20年間消息不明だった謎の男が、夢をなくした若者たちと協力して腐った大人を成敗する復讐(ふくしゅう)エンターテインメントです。ドラマの見どころを南雄大プロデューサーがしゃべっちゃいます。
コラム「ABC発 しゃべっちゃいます」
ドラマの着想は、「失われた30年」というワードから生まれました。バブル世代から見た比較なのでしょうが、若者も頑張ってるのに……。そんな世代間のギャップについて、「コード・ブルー」や「BOSS」で知られる脚本家の林宏司さんに話すと、10年近く温めていた今作の構想を披露してくれました。
主演の桐谷健太さんが演じるのは、20年間失踪していた児童養護施設の職員。夢や希望を失った5人の教え子たちと再会し、ぶつかりながらも絆を深めて巨大権力に立ち向かっていく、愛と勇気の物語です。
37歳と57歳を演じ分ける桐谷さんは、白髪の入り方やほおのこけ方を研究されるなど、徹底的にリアリティーを追求。座長として、こだわりを持って取り組んでくださっています。
脚光を浴びなくても、一人ひとりが誰かのヒーローになれる。自分自身が一歩踏み出すことで、何かが変わるかもしれない。明日から頑張ろうと思える。ドラマには、そんな思いを込めました。全20話ぐらいやりたい気持ちで、8話にうまくまとめました。ぜひ最後まで見ていただきたいです。