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地中に埋まっていた豊臣期の大阪城の石垣に見入る来場者=2025年4月1日、大阪市中央区、滝坪潤一撮影

 豊臣秀吉が築いた大坂城の石垣が見られる「大阪城豊臣石垣館」が1日、大阪市中央区の大阪城公園にオープンした。これまで大阪城天守閣の入館料は大人600円だったが、石垣館も合わせて1200円になった。

 展示されている石垣は、自然石を積み上げた造りで高さ4・5メートル。1984年の調査で地下から見つかった。3段になっている石垣の一番上の段で、秀吉夫妻や淀殿が生活したプライベート空間だった。徳川幕府は当時の石段に盛り土をした上で城を築き、秀吉の権威を消し去った。

 兵庫県西宮市から来た辰賢一さん(57)は、石に残る大坂夏の陣(1615年)の火災の跡を見つめ、しばらく動かなかった。「落城の際に亡くなった人も生き残った人もいるだろうが、敗者側に思いをはせることも大切にしたい」と話していた。

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