トランプ米大統領が世界を相手に打ち出した「相互関税」に対し、中国がすかさず報復措置に出た。4日、米国に34%の追加関税を発表。米国が中国に課すのと同率の関税で迎え撃つ。強気な姿勢には、この機に米国に反発する各国との結束を強めたい思惑も透ける。
中国政府が4日に出した報復措置は、米国からのすべての輸入品に34%の追加関税を課す内容。声明で「米国の行為は国際貿易規則に反し、中国の合法的な権利と利益を著しく損なう」と非難した。
第一次政権時に中国と激しい貿易摩擦を起こしたトランプ氏は、今年1月に第二次政権に就いた後、中国を相手にすでに2度、計20%の追加関税を課してきた。
これに中国は報復関税で応じたが、エネルギーや農産品などに品目を限定するなど抑制的だった。不動産不況による内需の低迷などを抱え、最大の貿易相手国である米国との対立の先鋭化は避けたい思いがあった。
しかし、今回は即座にすべての品目を対象とし、徹底した対抗措置に出た。
米国が新たに課す「相互関税…