Smiley face

 江崎グリコ(大阪市)は、定番のビスケット菓子「ビスコ」で、パッケージのロゴマークを刷新した。キャラクター「ビスコ坊や」のイラストについて、これまでの顔部分だけでなく、白いTシャツの首元まで広げた。海外での販売拡大をめざし、いきいきとした印象を強める狙いがあるという。8日から新たに発売する。

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リニューアルしたビスコのパッケージ=大阪市北区、近藤咲子撮影

 「ビスコ」は1933年に酵母入りのクリームサンドビスケットとして生まれた。乳酸菌やビタミン、カルシウムなどを含み「栄養菓子」をうたう。当初からキャラクターとして「ビスコ坊や」を採用。時代とともにデザインは変遷しており、現在のイラストは2005年に登場した5代目だ。ロゴには今回、新たに「Bisco」と英語表記も追記した。

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リニューアルしたビスコのパッケージ=大阪市北区、近藤咲子撮影

 中身もリニューアルした。現行のクリームに配合している「スポロ乳酸菌」に加え、会社の約1万種の菌株から選んだ「GCL1815乳酸菌」も配合。また、ビスケットも改良。うまみやこくを高める製法を3年かけて編み出したという。担当者は「健康志向が強まり、乳酸菌市場は全体的に伸びている」。中身のリニューアルは2020年以来5年ぶり。

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