うちわを振って、男子100メートルバタフライ決勝に出場した水沼尚輝を応援する人たち=小林一茂撮影 「推し活」をするファンの集まりのように、観客席の一角で赤いうちわが揺れていた。 3月下旬、東京アクアティクスセンターで行われた競泳・日本選手権の最終日。 「あれ、全部ファンなの?」 水沼尚輝(新潟医療福祉大職…