青森県内の児童相談所での仕事に関心を持ってもらおうと、県は、児童福祉司や児童心理司を目指す大学生に向けたリーフレット(A4判6ページ)を初めて作成した。県庁や児相、県内の福祉系の大学で無料で配布している。
県では児相職員の確保に力を入れているものの、児童福祉法に基づく県内6児相への児童福祉司と児童心理司の配置基準(4月1日時点で計125人)を満たせていない状況だ。
リーフレットには、現役の児相職員6人にやりがいや魅力などをたずねたインタビューを掲載。「褒める言葉をかけたことで、子どもの成長に貢献できた」(児童福祉司)、「関わった親子の関係性が良くなり、子どもに笑顔が増えた」(児童心理司)などのエピソードを紹介している。
県こどもみらい課の担当者は「県内の児相で働くことを将来の選択肢の一つにしてもらえたら」と話している。