Smiley face
写真・図版
生徒の一部が戻ることになった日本航空高校石川=輪島市

 日本航空高校石川(石川県輪島市)の生徒の一部が、能登半島地震を受けて避難している東京都青梅市から輪島に戻ることになり、第1陣の生徒23人が14日に帰った。全生徒の約4割にあたる約240人が順次戻り、輪島での学校生活を再開する。

 同校を運営する学校法人「日本航空学園」によると、この日輪島に戻ったのは剣道部の生徒たち。野球、女子バスケット、男子サッカーの各部の生徒らがゴールデンウィーク前に戻る予定という。

 多くの生徒が生活していた輪島の主たる寮や校舎は、調査で基礎が損傷し、再び大きな地震が起きれば倒壊の危険性があるとされ、生徒を戻す計画は3月にいったん白紙となった。だが4月に入り、同じ敷地内の日本航空大学校の校舎は使えることなどが分かり、別の寮で寝泊まりして240人程度は学校生活を送れると判断したという。

共有