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スイス・ジュネーブにある世界貿易機関(WTO)の本部=2022年6月、和気真也撮影

 世界貿易機関(WTO)は16日に発表した世界貿易見通しで、トランプ米政権による関税措置などによって2025年の世界のモノの貿易量が前年比0.2%減に陥るとの予想を発表した。とくに北米の輸出入が1割前後の落ち込みで、世界に関税措置を仕掛けた米国を含む地域が最も影響を受ける形になる。

 見通しでは、トランプ政権が中国を除いて一時停止中の各国・地域への「相互関税」がもし実施されるなどすれば、25年の貿易量の落ち込み幅は最大で前年比1.5%減になるとも試算した。

 2024年の世界のモノの貿…

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