JR四国は大型連休期間中(25日~5月6日)の指定席予約状況(9日現在)をまとめた。予約席数は3万8905席で、前年同期比0.3%増。ピークは下りが5月3日、上りが5日で、例年より予約が後半に集中しているという。
期間中の予約率は17.6%(同0.6ポイント減)。下りはピークの5月3日が35.7%、次いで4月26日が22.2%。上りはピークの5月5日が26.3%で、6日の23.8%と続く。
本州と四国を直通する特急、快速の予約率は20.1%で、前年同期を0.6ポイント下回った。5月3日の午前8時~午後0時台に岡山を発車する下りの特急しおかぜ、南風に予約が集中している。
3月のダイヤ改定で岡山との直通列車が廃止された特急うずしおは予約席数、予約率とも前年同期を下回っている。指定席を増やした特急宇和海は予約数は増えたが、予約率は前年同期より低下している。
JR四国の担当者は「予約率が前年を下回ったのは、5月3~6日にしおかぜの指定席車を例年より1両増やすことも一因ではないか」とみている。