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香川県

 電動車いすを使う香川県内の中学3年生(当時)が受験をした際、法に基づく直接対話の場を設けていなかったとして、県は私立高校に行政指導を行った。取材に対し、県が18日明らかにした。

 県によると、生徒が今春受験した私立高校で、生徒側と直接対話をせず、中学を介した間接的なやりとりしかしていなかった学校があったことが、学校側への聞き取りで確認できたという。17日に県の担当者が学校に出向き、昨年4月施行の改正障害者差別解消法の趣旨を説明。法の趣旨に沿って対応するよう口頭で求めたという。

 同法は、私立学校を含む事業者に「合理的な配慮」を義務づけ、障害者と事業者間で課題を解決するための「建設的対話」をすることを求めている。

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