小学生が登下校でかぶる帽子が進化している。新座市立片山小学校は、子どもの紫外線対策に取り組む和光市のメーカーと協力し、教職員らが独自の校帽をデザインした。今月から1年生が着用。保護者からも好評だ。
首元まで隠れるつばの付いたエンジ色。差し色の白い面には校章があしらわれている。内側には頭部を守る簡易ヘルメット――。新座市片山1丁目にある片山小学校が昨年4月の創立150周年を迎えた記念としてつくった校帽だ。
今も2年生以上が着用している以前のデザインは定番の黄色で、男子は野球帽型、女子は頭の周りをぐるりと囲むつば付きだった。市内の小学校では、こうした男女別の帽子が多く、橋本勝明教頭(46)によると、男女で分かれていることに抵抗がある児童もいたという。
そこで、150周年記念に帽子のデザインを刷新して男女統一することにした。思いついたのは、長男の通う和光市の小学校で採用されているヘルメット内蔵のUVカット帽子だ。
片山小学校の体操服や新座市…