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 第四北越銀行を傘下に持つ第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市)と群馬銀行(前橋市)は24日、2027年4月をめどに経営統合する基本合意をしたと発表した。ともに総資産は10兆円を超え、全国5位の地銀グループが誕生する。人口減などで経営環境が厳しさを増す中、県をまたいだ基盤強化を図る。

写真・図版
経営統合に向けて基本合意した群馬銀行の深井彰彦頭取(左)と第四北越フィナンシャルグループの殖栗道郎社長=2025年4月24日、東京都港区、伊沢健司撮影

 群馬銀と新潟県を地盤とする第四北越銀は、21年に業務提携を結び、店舗の共同利用など、連携を強めてきた。今回の経営統合では、第四北越FGの社名を変更し、その下に2行をぶら下げる形をとる。

 本社の所在地や新社名は、最終契約を結ぶ26年3月に決める予定。群馬銀は、29年1月以降に予定する基幹系システムの更新時に、第四北越銀などが利用するシステムへの移行も検討する。

「我々の進むスピードを上げる」

 この日、2社の経営トップは…

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