インターフェロンガンマに刺激された好中球。緑色になっている部分が、活性化していることを示す=西出真之・大阪大学講師提供 免疫細胞の一種である「好中球」が異常に活性化し、腎臓や肺に障害が出る難病「顕微鏡的多発血管炎(MPA)」の患者の血液細胞を分析したところ、活性化して悪さをしやすいタイプの好中球を発見したと大阪大学が24日、発表した。 MPAは、好中球が皮膚や神経、内臓に広がる小さな血管を攻撃してしまい、発熱や体重減少のほか、重症化すると腎不全や肺胞出血を引き起こす。国内の患者数は約1万人。約半数が再発するとされる。 阪大の研究グループは、MP…