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2025年4月24日、ロシア軍による弾道ミサイル攻撃を受けた現場を調べる警察官=ロイター

 ロシアによる全面侵攻を受けるウクライナと、米英独仏の代表団が23日、ロンドンで会談したが、停戦に向けた交渉に進展はみられなかった。米国の仲介も現時点では状況を好転させておらず、終戦がほど遠いことが改めて浮き彫りになっている。

 ロンドンにはウクライナから、イエルマーク大統領府長官とシビハ外相、ウメロウ国防相らが訪問。だが、米国のルビオ国務長官が欠席したことで、5カ国の外相会合は延期されることになった。

 イエルマーク氏は、米国のケロッグ特使との会談後、「ウクライナはいかなる状況でも、核となる原則を守り抜くと強調した」とSNSに投稿。米国がウクライナ領クリミア半島を「ロシア領」として承認する動きを見せていることを牽制(けんせい)した。

 米メディアによると、ロンド…

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