Smiley face
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子どもとの写真撮影に応じるびわけん=2025年4月24日午前11時21分、滋賀県甲賀市水口町、北川学撮影
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 滋賀県の非公認キャラクター「びわけん」の着ぐるみが完成し、24日、甲賀市で初仕事に臨んだ。その正体は「琵琶湖の水から発生した犬型の妖精」。彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」とともに、犬と猫で滋賀を盛り上げたいという。

 着ぐるみのびわけんはこの日、商業施設アル・プラザ水口で始まった「近江うまいもんええもん市」で、初めて人前でお披露目された。

 スタッフに連れられて売り場に登場。両手を振って愛敬を振りまくと、買い物客が寄ってきて写真を撮ったり頭をなでたり。「かわいい」と評判は上々だった。

 〝生みの親〟は、米原市のウェブ制作会社ベストアンサーの社長、沢渡(さわたり)健太郎さん(30)。「滋賀の知名度を上げたい」と思っていたところ、地図上の琵琶湖が犬に見えたことからデザインを思いついた。誕生日は2019年7月1日(びわ湖の日)。

 クリアファイルやトートバッグなどのグッズを作って販売を始めると、LINEで「びわけん広め隊」というファンのグループができた。「実際に会えるキャラがほしい」と着ぐるみを作ることに。昨年11月から約2カ月間取り組んだクラウドファンディングで109万4555円の寄付を得て、実現にこぎ着けた。

 びわけんは26、29日も近江うまいもんええもん市に登場。ほかにも「草津宿場まつり」(27日)、道の駅「アグリパーク竜王」(5月3日)、名神高速「大津サービスエリア下り」(5月5日)に駆けつけるという。

 「ひこにゃんと肩を並べられるくらい有名になれれば」と、沢渡さんは期待している。

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