ロイター通信は28日、中東イエメンの反政府武装組織フーシ系列メディアの報道として、同国北部で米軍の空爆があり、これまで68人が死亡、40人が負傷した、と伝えた。
ロイターによると、空爆を受けたのは、アフリカ各地からの移民が収容されていた施設で、攻撃当時、約100人がいたという。
別のフーシ系メディアによると、米軍による空爆とみられる攻撃は28日朝に行われ、北部都市で2回実施されたという。
米中央軍はロイターの取材に対して、コメントしなかったという。
イエメンをめぐっては、イスラム組織ハマスに連帯を示すフーシが3月、パレスチナ自治区ガザへの物資搬入をイスラエルが停止したことに反発。イスラエル領土内へのミサイル攻撃のほか、イエメン沖の紅海を通るイスラエル船舶への攻撃を宣言し、米国がフーシへの攻撃を強めている。