本州中部の高山帯にのみ生息し、絶滅の恐れがあるライチョウの保護につなげる寄付の呼びかけが始まった。「県鳥」と定める長野県がふるさと納税として募集する。県による呼びかけは4回目。過去3回は目標額と期限を設けたが、今回は設けないことにした。
長野県直営のふるさと納税サイト「ガチなが」(https://www.gachi-naga.jp)で4月10日から募り始めた。一口1千円から。返礼はない。
ライチョウは「神の鳥」として愛されてきたが、ヒナや卵を捕食するキツネやテンなどが増えたり、シカの進出などでエサの高山植物が少なくなったりして生息数が減少。生息数は1980年代の調査で約3千羽だったが、2000年代初頭には約1700羽に減ったとされる。
県は保護のための寄付を全国に呼びかけ、2020年度は目標270万円に対し約493万円、21年度は目標200万円に対し約775万円、23~24年度は目標1300万円に対し約1670万円を集めた。
企業の寄付も
企業の寄付もある。23~2…