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地震の震源地に近いミャンマー・ザガインで医療支援にあたるピースウィンズ・ジャパンのスタッフ=2025年4月6日、ピースウィンズ・ジャパン提供
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 ミャンマー地震の被災地で医療支援にあたったNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」が活動状況を報告した。紛争の影響で、現地で診療を始められたのは地震発生から9日後。PWJの稲葉基高医師は4月28日の会見で「政治的に難しい状況でも、1秒でも早く助けに行き、感謝してもらえることが再認識できた」と振り返った。

 PWJは1996年に日本で誕生した。能登半島地震といった各地の被災地や、ウクライナやパレスチナなどの紛争地で、医療や物資の支援活動を続けてきた。

 3月28日に発生したミャンマー地震では、入国に時間がかかり、稲葉さんら5人の医療支援チームが同国中部の被災地で診療を始めたのは、4月6日だった。稲葉さんは「被災地までたどり着くのが非常に難しかったことは、今回の特徴だ」と指摘した。

 初日に来た50代男性は、折…

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