福島県立医科大学の理事長(学長を兼ねる)選考に学内から疑問の声が出た問題で、医大は4月30日、選考制度を見直したと発表した。
外部の専門家を含む検討会議の提言を受けたもの。選考委員の氏名公表などは採用したが、委員の半数程度を外部とするなどの提言は受け入れなかった。
きっかけは2023年1月の選考。現職の竹之下誠一理事長が選ばれたが、先立つ教職員の意向投票では、対立候補の教授の得票が竹之下氏の2倍近くだったため、公正さを疑う声が上がった。選考委員の氏名も明らかにされなかった。
医大は選考制度の見直しを表明。福島大学の三浦浩喜学長や弁護士ら外部委員を含む7人による「理事長選考あり方検討会議」が発足し、昨夏に提言をまとめた。
今回、選考委員6人のうち…