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1万9千人を超す観客でにぎわった、V・ファーレン長崎とサガン鳥栖のJ2リーグ戦。ゴール裏のスタンドを巨大な「NAGASAKI」の旗が覆った=2025年4月13日午後1時58分、長崎市のピーススタジアム、寿柳聡撮影

 プロスポーツの拠点を中核にした長崎スタジアムシティ(長崎市幸町)が開業して半年が過ぎた。サッカー場やアリーナ、ホテルなど「非日常」の場と、オフィスやスーパー、学習塾など「日常」とが融合した駅近の施設に、昨年10月の開業から約250万人が訪れたという。

 「想定通りに人が流れていると感じている」。スタジアムシティを手がけるジャパネットホールディングスの高田旭人社長は、4月1日の記者会見で手応えを語った。

 週末は約2万~3万人が来場。平日も平均約9千人が訪れている。併設するホテルの稼働率は、5~6割になる月も増えてきたという。

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開業から半年になる長崎スタジアムシティについて語るジャパネットホールディングスの高田旭人社長=2025年4月1日午前11時3分、佐世保市日宇町、寿柳聡撮影

福岡や海外、誘客が課題

 スタジアムシティの事業費は約1千億円。同社は「民間主導の地域創生」と位置づけており、長崎のまちにあふれるほど人を集めることを目標にしている。

 今後はスポーツ以外の音楽イ…

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