千葉市美浜区の幕張新都心で昭和学院秀英中学校・高校を運営している学校法人昭和学院(市川市)が、新たに幼稚園と小学校を近くに設置する準備を進めている。2028年4月の開園、開校を目指し、近く設置計画を県に提出する予定という。
建設予定地は同区若葉3丁目の文教地区にある約1万2400平方メートル。タワーマンションの建設が進む幕張ベイパークに隣接し、JR海浜幕張駅から徒歩約10分の場所になる。昨年2月にあった県企業局の一般競争入札で同学院が約20億円で落札し、県有地を取得した。
同学院によると、校名は「昭和学院秀英幼稚園・小学校」(仮称)。小学校は35人学級で2学級を予定している。
幼稚園と小学校を同じ敷地内に整備することで、幼小連携に取り組み、「STEAM教育(科学、技術、工学、芸術、数学)やインターナショナル教育など先進的な学びを採り入れていきたい」(担当者)としている。また、中学校、高校との連携も推進する方針だ。
県教委によると、県内に私立小学校は現在10校ある。同校が開校すれば、千葉市内では幕張インターナショナルスクール小に次いで2校目となる。