広島県三原市久井町にある宇根山天文台で5月5日午後6~10時、春の星座を観測する「こどもの日観望会」が開かれる。中学生以下は入場無料だ。
宇根山天文台は1990年の開設。一般公開されている中では県内最大の反射望遠鏡があり、10等星程度の暗い星も観測できる。プラネタリウムもあり、地元の子どもたちが宇宙について学ぶ施設にもなっている。
通常は小学生100円、中高生210円、一般310円の入館料が必要で、開館は土日祝日。時間は午前10時~午後5時の場合と午後6時~午後10時の場合がある。指導員の安保(あぼ)悦朗さん(70)は「明るい市街地から離れた天文台では、普段なかなか見られない星座・天体もよく見えます」と話す。
15日から望遠鏡の反射鏡にメッキをする作業が22年ぶりに始まり、7月中旬ごろまで天体観測はできなくなるという。