Smiley face
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日本代表の練習で笑顔を浮かべるリーチ・マイケル(中央)、ワーナー・ディアンズ(右)、ディラン・ライリー=2022年10月、国立競技場、松本龍三郎撮影

 ラグビー・リーグワンが、選手登録に関する規定を見直す方針を固めたことがわかった。日本出身選手の出場機会を増やすのが狙い。一方、幅広い選手を受け入れてきたラグビー界の「多様性」が損なわれるのでは、と懸念する声もある。

 複数の関係者によると、変更するのは選手登録の区分という。現状は主に日本代表資格がある「カテゴリA」、同代表資格を取得できる見込みのある「カテゴリB」、主に他国・地域代表での選出経験のある「カテゴリC」に分かれる。このうち、来季からカテゴリAを細分化する。

 今のリーグワンのルールでは、日本出身でなくても日本のチームに4年間継続して登録されるなどの条件を満たせば、カテゴリAで登録できる。そのため、大学からの留学生ら他国出身選手が主力を占め、日本出身選手の出場機会が少ないという課題があった。BL東京と埼玉で争った昨季プレーオフ決勝に先発した30人のうち、約半数が他国出身だった。

 今回の変更では、カテゴリA…

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