元ラジオキャスターで、4人の子の母でもある東京都小平市の小林洋子市長(52)は4月の市長選で再選され、2期目のスタートを切った。子育てと政治家の仕事をどう両立させているのか。選挙でも議論となった公共施設の縮小はなぜ必要なのか、聞いた。
――育児の真っ最中に、政治の世界へ飛び込みました。
2011年に市議になったときは一番上の子が小学5年生で、末っ子はまだ1歳でした。選挙戦では、選挙カーに乗っていても授乳のために2時間ごとに事務所に戻っていました。実家に住んでいたので、母親にいろいろと助けてもらいました。
――21年には市長選に挑戦しました。家族は反対しませんでしたか。
市長選に出る前に家族会議を開きました。ただ、みんな承諾してくれました。夫は農業をやっていて家にいることも多いので、そのサポートも心強く思っています。子どもたちもいろいろ手伝ってくれますが、料理は自分の趣味でもあるので、できる限りつくっています。
――女性市長として苦労することはありませんか。
議論をしているときなどに…
