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宝徳寺本堂の床に反射する、新緑のヤマモミジと天井や壁に飾られた傘=2025年5月8日、群馬県桐生市、角野貴之撮影
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 群馬県桐生市の宝徳寺の本堂が公開され、床に映える新緑のヤマモミジに、参拝者の心は癒やされている。

 特別公開「床もみじ」は2015年秋に始まり、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉の時期に、日数限定で催されている。

 寺は緑豊かな山裾にある。その木々が鏡面のような28畳分の漆塗りの床に反射。色鮮やかな「傘」も本堂に。福が「重なる」ようにとの願いが込められている。

 カメラを低く構えると、反射した光景をきれいに撮影できる。そのため、参拝者の姿勢は自然と、深く頭を下げた祈りの姿のようになっていた。

 金子英宗住職は「寺は修行、癒やし、祈りの場。多くの方に親しんでいただき、日常をリセットする場になれば」。特別公開「新緑の床もみじ」は18日まで。拝観料800円、高校生以下は無料。

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