菅義偉首相(当時)の任命拒否に端を発した日本学術会議をめぐる議論は、法案の衆院通過で一つの節目を迎えた。学問の自由への国の介入を懸念する声が根強い一方、審議では会議の活動や国費投入を疑問視する意見も上がった。
- 「学問の自由」脅かす恐れ指摘も 学術会議法案が衆院通過、成立へ
立憲民主党の山登志浩氏は13日の衆院本会議で「政府が介入しようと思えばできる仕組みがいくつも組み込まれている」と訴えた。この日、国会周辺では研究者などでつくる市民団体が廃案を求めて抗議集会を開いた。
衆院の審議で焦点となったの…