1人5分でおすすめの本を紹介していき、どれが一番読みたくなったかを決めるゲーム「ビブリオバトル」が27日、カフェと貸し本棚を併設する「夢中飛行」(さいたま市大宮区)で開かれた。
この日のテーマは、絵本。バトラーと呼ばれる発表者5人がそれぞれおすすめの一冊を紹介していった。夢中になっていることや幼少期の記憶、子どもに伝えたい思いを絵本に重ねていた。
プレゼンを聞いた参加者からは「選んだきっかけは?」「読んでから何か変わった?」などと多くの質問が飛び交った。
投票の結果、河合祐子さん(58)が紹介した「ゼラルダと人喰い鬼」(原作・トミー・ウンゲラー/評論社)が最多得票の「チャンプ本」に選ばれた。
親子で初参加の杉崎あま音さん(8)は積極的に質問し「今度は発表する側になってみたい」。
企画した綾牧子さん(53)は、世代問わず来てほしくて絵本をテーマに選んだという。「元々大人が多いイベントなので、子どもが来てくれてよかった」と話した。