米国の駐ウクライナ大使を約3年間務め、先月辞任したブリジット・ブリンク氏が16日、米ミシガン州の地元紙デトロイト・フリー・プレスに寄稿し、トランプ大統領の外交政策が辞任の理由だったことを明らかにした。
寄稿では「トランプ政権が始まってからの政策は、加害者のロシアではなく、被害者のウクライナに圧力をかけるものだった」と批判。「私はもはや政権の政策を誠実に実行できなくなり、辞任することが義務だと感じた」と吐露した。
外交官としての30年近くのキャリアを踏まえて「米国の国益を守る唯一の道は、民主主義のために立ち上がり、独裁者に立ち向かうことだ」と強調。「あらゆる代償を払ってでも平和をというのは、本当の平和ではない」と指摘し、「純粋なる悪」であるロシアによる戦争をどう扱うかは「私たち自身が何者かという問題だ」と訴えた。
「侵略に直面した際に私たち…