四国地区高校野球連盟は17日、徳島県阿南市のアグリあなんスタジアムで審判講習会を開いた。第107回全国高校野球選手権の地方大会開幕を前に、審判員の技術向上を図るのが狙い。4県から31人が参加し、基本動作の確認や判定の練習に取り組んだ。
昼前まで雨が降った影響で、球場ではなく室内練習場で行われた。日本高野連から尾崎泰輔・審判規則委員長ら4人の指導で、審判員は「アウト」「セーフ」の発声やジェスチャーの基本動作を反復。投球プレート絡みのルールの変更点などを学び、講習会に協力参加した徳島市立や小松島の野球部員の投球を判定した。
新人審判員として参加した徳島大教授の村井啓一郎さん(53)は、子ども3人が球児。「高校野球に恩返しがしたいと思い、審判を志した。基本の型を身につけることが大切だと学んだ」と話していた。講習会は18日も催される。