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米シカゴで2025年4月15日、演説するバイデン前大統領=AP

 米国のバイデン前大統領(82)の事務所は18日、バイデン氏が前立腺がんと診断されたと発表した。米CNNなどが一斉に報じた。骨にまで転移しているという。

 報道によると、排尿関係の症状があり、先週診察を受けたところ、16日にがんと診断されたという。

 声明はバイデン氏のがんについて、「効果的な管理が可能だ」としている。現在、家族と治療方法について検討をしているという。

 トランプ大統領は、自身のSNSに「診断を聞いて悲しんでいる。ジョー(バイデン氏)の早期の回復を祈る」と投稿した。

 バイデン氏は2020年の大統領選に勝利し、翌年1月に就任。在任中の昨年11月に82歳になり、現職大統領としての最高齢を更新した。同月の大統領選での再選を目指していたが、高齢や健康状態への懸念が高まり、昨年7月に撤退を決断した。

 最近は、4月に退任後初めてとなる演説をシカゴで行い、5月には米ABCや英BBCの番組にも出演。公の場に姿を見せる機会が増えていた。

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