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崩落したJR美祢線の第6厚狭川橋梁(きょうりょう)=2023年7月3日午前11時26分、山口県美祢市、向井光真撮影

 JR美祢線利用促進協議会が22日、総会を開く。運休中の美祢線のあり方を議論してきた部会から、廃線を含む復旧案などが示される見通し。「地域の足」をどう維持するのか。山口県の関与を焦点の一つに、関係者の協議はなお続きそうだ。

 美祢線は2023年6月の豪雨で被災し、全線で運休している。美祢、長門、山陽小野田の沿線3市と県、JR西日本、国などでつくる協議会が被災後に部会をつくり、美祢線の存廃を含む復旧案などを議論してきた。

 部会がまとめたのは、JR西単独による鉄道復旧▽自治体が施設の管理などを担い、JR西が運行にあたる「上下分離方式」による鉄道復旧▽第三セクターによる鉄道復旧▽廃線+バス高速輸送システム(BRT)による復旧▽廃線+バスによる復旧――の5案。復旧案の費用なども算出した。

 復旧案に対する関係者の立場は異なっている。

■鉄道復旧なら「上下分離方式…

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